狂人に終わりの道はなし。目は見開き虚ろに歩行者に目をやる。いつの日か山に登って全裸になった。通りすがった女を連れ込んで犯してやったのさ。喜んでいたけれどな。挿入するときの濡れ具合でもピストンで擦れる快感でもない、砂の上の裸体に指を突っ込み…
自分が如何なる存在かを自ら発する言葉において言い表せるはずもなく、他人との比較の中に自ずと出現する差異が自らであるとすれば、他人なしに自分は存在しない。世界は狭くなってしまった、という思う私の定見にも必ず小賢しい言い訳があり、それは自分の…
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