世界が言語に覆われていたとして、語らう仲間もいない僕は一人ここに書き続ける。どうして、言葉は秩序を形成するのか。そもそも互いに分かり合えないのだ。私の食べたりんごの美味しさは相手には決して伝わりもしないのだから。おいしい、といえば伝わるけ…
いつもまぶしい座席に座ってしまう。何度目だろうか。ビルの合間から強烈な夕日が目を指す。彫りが深ければ少し眉をしかめてスマホの読書に集中できるのにと思う。同時に、向かいの席の誰かがカーテンをしてくれないかと、気が利かない世の中だなあと思う。…
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