君は誰?

 遠く見える山々に溶けていく雛鳥たちの家はどこにあるのだろう。山はそこにある。動かない。なるだけ僕について語らないように文章を書こうじゃないか。自家中毒だ。いちいち僕の行動を監視する僕がいる。もうやりきれない。僕は僕を許してやるべきだ。何を不幸に思っているのだ。罪悪感だとか両親だとかそんなものは全部自分でジブ運の首を絞めるような行為さ。やめたまえ。といっても、自分以外に可愛いものはないからね、いじめたくもなるのさ。自分があまりに好きだから人をいじめないで自分をいじめるのだしその執行者を他者に求めるのだろう。自分が嫌いだから人をいじめたくもなるのだ。そういうことだ。どちらにか優劣をつけなくちゃ気が済まないわけじゃないからこの辺でいいだろう。どの辺で?ああ、白鷺城は本当に綺麗だったなあ。白くて。とりみたい。空を飛んじゃえばいいのに。そして一気に地面に落ちて粉々に砕け散ればいいのに。あはれあはれ。今頃授業だってさ。なにやってんのさ。つまんない話聞いて。そんな話聞いたって面白くもおかしくもないよ。女に囲まれて。僕は苦痛だよ。誰か僕の声を聞いてくれー。誰か僕と一緒に遊んでくれ。なんて言わないつまらないことしかできない。いつまでも少年で子供で、僕はつまらない。頼りにもされない。頼られることもないつまらない。それだけかい。君が言いたいことは。疑ってもないね、いつだって少しの未来があれば。真実は手に入れられるはず。ぼくなんてもうつまんない。