アウトプット

相手の視点に立ってみよう

私には私がわからない

 私は他者である。他者の説明により私は成り立つ。私の説明により私は成り立たない。説明する際に他者を必要とする。私が何者であるのか。私自身は知りえないというとき、私自身は他者により構成されたある種の傾向として私を捉えるであろうけれども、いよいよ私は私の感覚なり神経を偽りの言葉で書くとどまる。荒いタッチで書くに止まる。印象派の絵のように私は私を書こうと努力することはできる。そこに他者の客観的な視点がある。従って、自己を問わない人間にあるのは盲目的な主観である。