もっているもの

私の持つ者で戦うしかない。戦って逃げるが勝ちよと言わんばかりの世界に僕は立ち残されて野原に咲いた花の短い命に憧れながら、象の以外にも長い寿命にお疲れ様と言いたくなる。上野動物園で死んだ目をした馬を横目に見ながら帰る家路に僕はうっとりする。うっとりするってのもまんざら、自己満足だけじゃない。自分を馬に投影してもいるんだろう。見せ物のために。