アウトプット

相手の視点に立ってみよう

書いてやろう

 世の中は狭くなったな。おまけに心まで狭くなった。勢いのある奴は頭に杭を打たれて頭がぱっかーん割れてる。どうする日本!オリンピックだけが目標のこの国で、毎日の小さな物語を生きる。生きた証は歴史にではなく私の心に記憶される。それを金にする気も起きない。滲み出る雰囲気でしかない。それでなくっちゃ、男じゃない。

 男の復権、なんj民がネトウヨ動画を閉鎖に追い込む。何してんだリベラルはと嘲笑する。リベラルの意味はもちろんご存知で?寛容の精神がリベラルなんだ。チャンネル潰して発言を奪う行為はリベラルではない。なんj民がもし、利益実現団体だとしても、だからといって自分たちが正義を掲げる。万能感が満たされるオナニーにふける。オナニーよりセックスをしたいんだ、リベラルは。

 日大のアメフト監督は辞任。さっさと辞めて本でも読めばいい。タックルのしすぎてシナプスの死んだ学生が、脊髄に突進。神経戦の日大関学戦も取材にはもってこいの立地条件。小さい煙を大きな火事にしてキャンプファイヤー楽しむテレビ局。

 どこへ行ったのか、三島由紀夫。思想なき世界。だれもが言葉をついに失った。言葉を失って記号を得た。機械を動かし、機械とともに生きる。それしかできないのか人間よ。道具の発明が産業の発展だ。産業に従事する者の生活は、人間の無駄遣いに支えられている。誰しもが、人にすがる。不勉強が身にしみることもない、ネットがあれば。さて、現代人は感性も失った。花の美しさは、インスタグラマーに乗っ取られ、いいねの回数稼ぎ。カメラに収めた花を君はどうみる。写真は人に見せるものじゃない。自分を映すんだカメラの奥に。

 椎名林檎は新宿にいるのか。彼女はこの世界をどう見るか。人間の闇は奥に引っ込んでしまった。ジェイソウルブラザーズのダサい曲が若い人間の生命力を壊死させる。青春は老人たちの揶揄の的になり、論戦ははぐらかしの技術に価値を置かれ、負ければこの世の終わりと心の底で思い込み、死はすぐ隣に居座っている。

 世界は沈黙をし始めた。皆の思想が同じようになった時。相手は死に絶え、自己もしにたえる。残ったのは、ベーコン焼きたてのフライパン。部屋には誰もいない。火を止めるのは誰。焦げたフライパンを洗うの誰。

 宇宙は余計に沈黙を始めた。宇宙への想像力も、現実世界の快楽のためにくだらないものとされた。

 ゴミを買って、ゴミを売って、景気がよくなったと意味もわからず原稿をよむアナウンサー。訳もわからず一喜一憂する視聴者。

 いよいよ馬鹿が増えた。そういうお前が一番バカだって。そういう声だってもちろんあるさ。でも、そういうバカも必要だって、いわれてみてーもんだ。

 現代は、うさんくさいホモな男どうしのつながりしかないのだ。女はついに女同士連帯して一人になった男をいじめにかかるようになった。

 さて、どうなる日本。どうなる世界。プログラミングができたって、何の意味もないぜ。