ビジネス右翼

 近頃は何もかもがビジネスに見えてきてたまらないのだ。どうすれば儲かるのか、そればかり考えている。どうすれば経済はうまくいくのか。経済がうまくいけば、次に来るのはうまくいかない経済だ。成長ばかりしていられないのではないだろうか。インフレを起こさなくちゃならないのなら、いつまでも働かなくちゃならない。老人は働けない。さあどうする。今大量の老人を抱えている日本。インフレになれば、さらに国債を増やすことになる。まだ、デフレでいい。思うのだが、お金で価値観を作りすぎているのだ。確かに、金を払えば何だも買える。欲望も満たせる。休みもね。でも、自分でものを作るのも楽しいのではないだろうか。それが売れればなおいいじゃないか。休みというけれども、楽しいことをしているときに休みたいだろうか。安全第一世界は動いているけど。代わりに、人間の感覚が麻痺している。ネットが発達したおかげで記憶力は衰退している。文章もろくに書けないでまとめサイトばかり見ている。これで人生が豊かになるはずがないではないか。なぜならば、幸せな気持ちは自分で作り出すものなのだから。全ては幻想である。目を失えば、美女は消える。耳を切り落とせば、もはや何も聞こえない。感覚に訴えかけてくるもの。それを純粋にキャッチできるか。それさえも、自分の内面化された言葉のふるいにかけられて意味を付与されるのだ。つまり、人間は言葉の奴隷であるにもかかわらず、その奴隷をうまく扱えないでいるからもどかしい気持ちで毎日を退屈に過ごしても問題ないと思い込んでいるんだ。欲望は限りない、なぜならば、欲望は満たされることがないから。では、なぜ浮気をしないで済むのか。はじめての女、女を獲得する喜び、それらはすべて強烈な喜びを男にもたらす。なぜだろうか、なぜ浮気をしない男が存在するのか。それは、欲望の充足を幻想だと切り捨てているからなのだ。これ以上いい生活を望むのなら、奴隷のように辛い思いをして金を貯めてうんざりするくらいの徒労を重ねて安らぎを得るのだ。これが奴隷しそうだと言ってみたところで人間が欲望の充足をもたらすためのひとつの手段であるのには間違いないのだ。支配層が、奴隷を働かせるというが、支配されている奴隷は自ら奴隷に地位に甘んじて節操もなく欲望の充足を求め奔走し、決して満たされることのない欲望のために一生を充実なものだというために、宗教的なほど同じような言葉に反応して、苦しみイライラするのだ。世の中は、欲望で回っている。世の中は、不満があるからこそ存在するのだ。経済の成長とは、不満が解消されていく過程だ。人々が個人的になりまとまりを失い、かつての集団的なうざさを忘れてまた一緒に共に同じ価値観の人間と暮らしたいという欲望にかられると、自国中心主義的な行動にかられてしまう人間が出てくる。これは自然なことなのだろうか。たしかに、ひとりでいるのは寂しいけれども、そのために仮想敵国を作って仲間を騙し自分は愛国者だという身内どうして共闘する。彼らの精神の底には、常に人間への不信感がある。なぜ王は宣誓させるのだろか。なぜ裁判で嘘をついたら罰を受けますと宣明するのだろうか。心底人間は人間に騙されてきたからだ。そして、人間は騙す気もなく相手が誤解して自分が騙されたと考える。だから、愛国者こそ被害妄想の塊なのだ。彼らが過ごしてきた日本を恨んでいる。このままではいけない日本に住み続けている。一体どういうことだ。今生きているこの世界がそのまま日本ではないか。彼らの理想なる日本の姿、つまり、愛国心を育てるような教育をするのが果たして真なる愛国者に育つだろうか。彼らこそ日本から出ていくべきだと考えたほうがいいんじゃないだろうか。現状に不満があってもそれが本当の日本の姿であると考えた上で行動するとしたらどうだろうか。幻想の中で、日本が作られている。真の日本は常に虚像である。虚像に対して人間はいくらでも無防備になれる。虚像は人を裏切らない。虚像は常に変更される、都合よく。現実を見渡せばどうであろう。あるべき日本の姿は、彼らの過ごした時代であろう。全くおかしな世の中だというとき、何がおかしいのかはっきりしない。自分の感覚がおかしくなったのだとは誰も思わない。おかしな世の中なのに、喜びも悲しみもある。にもかかわらずそれらを虚偽とみなすのは、おかしい。しかし、それもまた自分の妄想を守るためには必要な思い込みかもしれない。

 ①日本経済が破綻しても、日本人は生きなくてはらない

 ②その際、国内で衝突がないようにしなくちゃならない

 ③暴動を起こすほどの気力も元気もない日本人だから、安心すればいい

 ④しかし、法外なことをする連中が闊歩するようになる

 ⑤彼らこそが一番忌避するべき事態なのかもしれない。

 ⑥殺し、盗み、騙し、それらを蔓延させてはならない

自分でも気が狂っているのはわかるが、日本人が暴動を起こすのなら、それは普段から不満を持っていてどうしても法律の網にひっかかるので行動しなかった連中だ。彼らに正義はない。ただ、不満がある。それは決して解消されない。それがわからない、執念深いバカが世に出回れば厄介であること、それだけは共有できる価値観かもわからない。