アウトプット

相手の視点に立ってみよう

 言葉で人を説得しようという試みに関して弁論でもてはやされるレトリックの技を使ったところですでに多くの人に広く認知されているからすることなし。

 論証が素晴らしいとわかる人とわからない人がいる。どちらの人にも通じるような話が物語だろうと思うのであるがどうしても私はこう考えてしまう。オリジナル性を捨てたくないのだ。誰かが考えているようなことはつまらないと断言したいのだ。それは退屈だからであり決して真理を語っていないからという理由ではないのが不埒であるが、私はどうしても面白い考え方の方が好きなのだ。

 だから、昨今話題になるプログラミング技術の広範な適用に私はうんざりしているのだ。ポケモンとおんなじで、自分の能力とは関係のないところで物理世界をコントロールして乗りやすいmotogpマシンを作るようなもの。F1がついに終焉したのも、誰も死ななくなったからに決まっているのだ。古代ローマ人は馬車を走らせて毎回のレースで死人が出た。その名残がF1を支持していた者たちの血に流れていたはずなのである。血の流れないF1は面白くない。もし、死ぬのが怖いのであるならば去ればいい。F1はドライバーが苦労して積み上げたキャリアのトップに君臨してお遊びのレースをして観客を一喜一憂させるというエンターテイメントになってしまった。F1はエンターテインメントではない。人間の情熱を掻き立てる何かである。