アウトプット

相手の視点に立ってみよう

女性の地位が向上している

 リーマンショックに比べれば株価2万円台と景気も回復しているが、景気に良し悪しがあるのかという疑問を払拭はできない。人々が笑顔なら景気がいいし、やれ日経平均株価が1万円を切ったぞ、マイナス金利だ、預金が増えない、倒産件数がうなぎのぼりだ、完全失業率が5パーセントを超える見通しらしい。そこで、はあ、とため息を出すようなやつにはなりたくない。でも、景気がいいとはそういうことだ。皆が物を買って笑顔になるのが景気がいいってことだ。物を買いまくってブランド品まで手を出し、さすがにブランド品は買えないよとなればなく喚く。それは、景気が良くなったのにすぐにまた景気を悪くしたのだ。自分の機嫌も一緒に悪くなる。景気と笑顔が連動しているのが、消費社会だ。

 女性は存在しない。ラカンはそう言った。ラカンはフランスの精神分析学者だ。彼は養老猛司に似ている。今見ている世界は嘘だよ。だいたい、そんなことを言っている。言葉なんて嘘だよ。目の前の甘い果実と、りんごという呼び名に関係性はない。手に取ることができりんごと、りんごという呼び名に意味はない。すべて、あだ名だ。ミハエルシューマッハは、落日の赤き皇帝というあだ名を持っていた。あだ名は本人の知らない東洋の端っこでシューマッハも知らない呼ばれ方をされている。すべて、あだ名だと思い込ませることができるか。現実的な感覚という毒された世界になれ親しんできた私は努力してその現実的な感覚を捨て去らなくてはならない。あだ名でしかないからだ。やりたくないことはやってはいけない。どうしても、やりたいのならやればいい。それが法律を犯すようなことでもやりたいのならやればいい。そのとき、人間は一番輝くのだから。

 女性は存在しない。言葉の世界ではね。言葉の世界では、女性は語り尽くされない。定義されない。女性が何者であるのかといってみたところで捕捉できない。男は女に欲情する人間という言い方もある。男性器がついていれば男ということもできる。様々な、差別の仕方を学問というが、女性について何か発見があっただろうか。男は、ファルスである。もちろん、ファルスを持った女もいる。生物学的な女でファルスと持った女は男である。精神分析学において、定義は意味をなさない。ルールがない世界における言葉とは何か。言葉はファルスを中心にしている。例えば、ここではファルスは女性だ。と、私は思うのだが、もしかしたら法律かもしれない。とにかく、女性ということにしよう。仮定だ。話を進めよう。女性の地位が向上すれば、頼れる男がすきーなんて女はいなくなる。なぜならば、ファルスを持っているから頼れるのは自分だけなのだ。すると、助け合いの精神がなくなる。今までファルスを持ったことがないから扱い方を知らないのだ。ワンマンにもなるだろう。けれども、男をたぶらかすことに関しては一流なのが女性なのだ。化粧をして笑顔を振りまく、それだけで嘘なのに男はその嘘を愛し続ける。男は嘘が大好きだ。ファルスも嘘だろう。何もかも嘘なのにそれを信じきることでしか生きていけない男と、嘘でも本当でもない世界で生きている女性にとって、男性は安定剤となりうる。女性にとってみれば、世界はゲームでしかない。任天堂スイッチでゲームができるが、それと同じである。それくらい現実世界は、女性にとって有利している。だから、子育てもゲームである。そこに人間教育なんてない。ゲームのシステムを理解し、それを実行していくためのスキルを教育という。ゲームをしているだけのなので、絵画の良さはわからない。全てが数字で価値基準が決まる。20歳男性年収300万。28歳男性年収500万。23歳男性年収490万。30歳男性年収1000万。ゲームの世界だから、これでいいやつを見つければいい。私なら30歳男性1000万だな。その男性の努力は女性に選ばれるためだけにあるのだとすれば、悲惨だ。念願叶って、金に群がるリスキーな女を手に入れるチャンスを手に入れたのだから。浮気性ならなおさら、夫が1000万稼いでいる間に昼間はやりまくっているんだから。それでも、女を好きでいられるのなら、その夫の1000万は女から選ばれるためではなく、自分の好きなことをしていれば1000万になったよと言う話かもしれない。1億でも10億でも1000億でもいいのだが。

 女性がもてはやされるのは彼女たちが消費社会を担っているから。新しい発想だとかよりもどれだけのお金で何ができるのかだけを考えているのは、あまりにも勿体無い。金がない限り動けないならば、危ない。今女性は、金に飼い慣らされようとしている!と、男が叫んでみても、お前に金がないから女を道徳的な善悪を基準に男を見るよう強制したいだけだろうと言われても、確かにそうだね、と答える他に素直な返答を私は見出せない。道徳の善悪と、素直さは関係ないことを最後に書き記しておこう。