アウトプット

相手の視点に立ってみよう

社会保障論

 社会保障は必要か。俺は元気だから必要ない。給料が減らされるのは嫌だ等々馬鹿な人間たちが大勢いるから社会保障は必要なのだ。一寸先は闇である。本人が不慮の事故で脊髄やられて病院生活になっても社会保障がなければ親戚から煙たがられて生きる他ない。それが嫌なら黙って社会保障制度を充実させればいい。恋人よりも信頼できる社会保障制度だ。口ばかりで何もくれないししてくれない彼氏よりも、社会保障制度は現金給付と現物給付をしてくれる最高の伴侶なのだ。それが金で雇えるのだから最高の執事だ。もちろん、公的扶助を批判するのは容易だ。しかし、労働できない人たちも幸せになってくれることで治安も維持されいい国になるではないか。たくさん戦車や武器を持っている国よりも、社会保障費に金を使っている国の方が豊かであるのは確かであろう。実際に親の愛に恵まれない子供達が大勢いるのだ。子供達を施設で愛情いっぱいに育てるのなら税金をたんまり使っても構わないじゃないか。親が悪いだの子供に言ってもしょうがないだろう。それよりも税金がかわいそうな子供に使われた方がいいだろう。何十億もする戦闘機を買うよりも身寄りない子供達が幸せに社会に参加できる国の方がいいだろう。