アウトプット

相手の視点に立ってみよう

ニコニコ討論会とテレビの討論会。そして、テレビ報道への批判への批判。

 私たちはこれまで、テレビや新聞なりから情報を得てました。インターネットが成熟するまでは。テレビや新聞から得た知識をもとに考えることをしてきました。テレビや新聞などのマスメディアは世の中で起こってることで大事なことを流しています。オタクがどうなろうと、秋葉原がどうなろうと知ったこっちゃありません。東京で起こって文化が正義だと思ってる節がありますが、そんなことありません。地域を宣伝してくれるマスメディアがあったからこそ、地方の観光地は時には潤ったわけです。秋葉原は、立地が東京で、人口も多いため発言力が大きいのです。もちろん、個人個人は情報を発言できる機会が得られるネットにおいてはなおさら「東京」の発進力は大きくなるわけです。それも、人口が覆いからにすぎません。人口の少ない地方の魅力をわざわざ現地に取材まで行って全国に報道してくれているのはマスメディアです。

 ネットは、やっぱり東京の発言力が強まる傾向があります。考えてみてください、一人暮らしが多くて、都会で、人口も多い。アクセスも、関東圏内からはとても容易です。しかし、地方にとってやはり東京は遠い存在であるし、東京が日本のすべてではないでしょう。地方だって立派な日本なんです。そして、常に大きな改革は地方から起こりました。明治維新だって西日本もとい九州から起こったわけです。大塩平八郎の乱は大阪から起こりました。地方の力が今の日本を作ったのです。名古屋は世界的な自動車会社トヨタを作り上げた土壌です。ネットの意見は、閉鎖的です。自分たちさえ良ければ、利益になればそれでいいのです。なぜならば、ネットをしている人の多くは単身者です。そして、地域のことなど考えません。同じ暮らしをしていて、同じ年頃の子どもがいながら、一方で相手は職探しや失業で経済的に困ってるという状況を経験しません。どこふく風です。

 一方は、テレビは日本という国が発展するにはどうすればいいのか考えてると思います。あらゆる利権にまみれた社会をうまく操ってきました。自分たちに利益になるように報道することが必要であったでしょうか。テレビは広告を流します。広告をのせるために視聴者を増やす必要があります。そこで、視聴者が気に入る情報ばかり流しているのがテレビです。視聴者が知ってしまったらまずいことなど流すわけがありません。なぜならば、テレビ局は視聴者を獲得するために視聴者にとって痛快で受け入れられる番組を作っているからです。

 今のテレビがダメだというのなら、国民に責任があります。なぜなら、国民のみたい番組を作るのがテレビ局だからです。しかし、テレビ局でもNHKは受信料で番組を作っています。だから、中正公立を掲げて番組作りをしています。NHKの番組は質が高いです。いちいち、いいません。映像の世紀でもみてください。良質な番組を心がけているし、貴重な映像を保有している機関です。日本にとって、大事な放送局といえるでしょう。ネットの記事も所詮マスメディアの情報に頼っている場合が大半です。こういった現実のなか、ネットの情報を鵜呑みにしてマスコミ排除を唱えるバカがいることが許せません。いい加減、メディアリテラシーに基づいて考えろと言いたいです。

 メディアリテラシーがどういったものか。編集などにより事実が歪曲されてしまうことです。たしかに、マスメディアも音楽を使いながらテレビ番組を作っています。しかし、大勢で作っています。だから、修正できる余地がある。偏向報道を修正できる余地があります。しかし、ネットの場合、個人的にyoutubeで動画を流したり、2ちゃんねるのまとめサイトで恣意的なタイトルを付け、単純にアンチ・マスメディアを掲げ、テレビ以上の偏向報道を心がけ、ネットの訪問者を増やし、広告収入を増やすことがされています。あなたは、まとめサイトなりの運営者の名前を知ることができますか。多くの場合、ハンドルネームを用いいているために、特定は不可能です。なにか、問題が起きた場合とんずらこく余地を残している。ネットのまとめサイトは、覚悟のない報道をしているにすぎません。ネットは悪くありませんが、特に2ちゃんねるのまとめサイトはひどいです。恣意的に、視聴者にこびた意見が多すぎます。そして、そのように恣意的な記事に対して、ネットのプロパガンダ的意見を複製して、増殖させ、現実世界でも通じる意見だと思い込み、マスメディアを全否定すり一部のバカな大学生や、陰謀論に染まりがちな小学生中学生および彼ら並みの感受性を有する一部のバカな大人は、メディアリテラシーを学び身につけてください。