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君の名は

 大文字の他者をとおして私は生きているのかもしれない。心の底から私は大文字の他者の奴隷なのだ。私は反抗するときに大文字の他者の反抗を通して行われるその反抗が、自分から離れていく事を重々に認める者である。世間の意見ではない美しい意見こそ支持されるべきなのだ。理想は美しくなくてはならない。其れ固めに苦しんだとしても理想が美しい限りそれを語る人間は美しい。ただ、死ぬべきときにしなずに逃げてしまう理想を語る人間はもはや理想を貶める人間に成り果ててしまう。理想を語るときに注意すべきことを書いているのではない。右を見て左を見て自分の位置を客観的に捉えたつもりになる人間程主観的であると言いたいのだ。客観を信じる人は主観的なのだ。主観を信じる者は、とことん客観的なのだ。人生について知りたいのなら、人生とは全く違う事を考えたときに人生について知る事が出来るのだろう。青い鳥である。結婚したい気持ちを抑える事が結婚へのはや周りでもあるのだ。ただ、諦めのうちに空気を吸って粋に生きるのだ。すべては運命のなかにあるのだという観念。静かでなくてはならないのだ。あの日タバコを吸いながら沈黙のうちに私は彼女の強さをみいだしたかったのだ。彼女の言葉を舞っていたのだ。しかし、彼女は打ち拉がれ細い目をして小賢しい自分を持ち上げようと一生懸命になった。実に醜い姿をさらしたのだ。私は何か汚いぞうきんにみえた。彼女の顔が。神よこれは彼女に優しい言葉をかけるべきだったのでしょうか。私は何度も何度も彼女に言葉をかけてきました。しかし、彼女は甘んじました。私の縄に引っかかったのであります。私は人を試しました。男の場合、ただ闘う事であるし死ぬときも笑う事が強さでもあり女を泣かせる唯一の手段でもあります。手段を目的だとすれば、泣く事が女の喜びでもあるわけです。私は実際に何度も泣かせました。かつての彼女も今の彼女も。彼女とはなんでしょう。こんなつまらない話はありません。女の人の中に男が愛をみつけるのです。女の人は愛をみつけることはできません。私は彼女の愛を受け取り彼女の愛に答えなくちゃならないのです。ようやく彼女は愛を間接的にとらえます。そして、私を好きになるのです。好きである気持ちをひとつの形にする事が、女を捉えるコツです。事実です。好きならば、思いを形にする事です。言葉ももちろん形にはなるでしょうけれどもね。