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munou

 僕はお粗末に生きている無能な人間で誰からも愛されないなんて一人嘆いては誰かに救いを求めて小賢しい醜い人間なのであると自覚するまでに自らを貶めるようなケチ館を社会の与えてくれた髪の贈り物だと信じてここまで生きてみれば、季節は秋の紅葉のなか湿地帯の鳥たちは飛び立ち遥かに北を目指していくのだろうか。どこまでも冷たい世界の白銀の雪の中を木の枝がへし折れ蔓の足も凍り付き猛吹雪の中心を閉ざして感覚を麻痺させ痛みさえ閉ざすことが、この世界を生き延びる為に必要な手段であるとしても、決して生きるに値する価値などないこの世界を堕落と退屈の中に生きている人々のエネルギーの上手な配分を人にあわせて生きた人間たちの為にこの社会があるとしたら。あらゆる在任はこの退屈な人間たちの見せ物として残虐非道な目で見られるのである。耐えきれない罪人たちは絞首台の輪っかの中に火の輪をみてくるべき何者でもない暗闇に畳の上野ちゃぶ台のお茶と目の前にいるべきであった妻の姿を見て愕然と人生の問いの深淵の深さと崩壊と見て亀裂の走った顔面は、火の輪の投げ掛ける要項に照らされて亀裂の奥深くに温風を当てるのだ。