アウトプット

相手の視点に立ってみよう

疲れるほどに楽をして

 彼女は何をしているのだろうかと気になるほどに私の心は牢獄の中に閉じ込められて、与えられるべきものは与えられず、とくに欲しいと思うものをくれるあなたは何もくれないのになぜそんなに僕を鍛えるようなやり方で動くのか。

 僕は試されていると行っても構わない、けどはしゃげば彼女もはしゃぐのだから僕が一方的に偏屈な思い込みに浸っているだけなんだろうけれども。

 この牢獄は静かな牢獄。激しい悲しみをもたらしはしないけれど、冬の寒い雨のようにぼくを凍り付かせる。床に足がくっついて動けない。僕はだんだん馬鹿になっていくような気がするんだ、それも僕が自分からバカになっているような気がするんだ。間違いはすべてわざとしているんだ、遅刻するのは学校に行きたくないからなのだ。その結果じゃないはずじゃないか、彼女は会社を辞めたいと思っているんだ。それは飽きたからなのか、大人になるということは飽きるということなのだろうか、大人になることなんて為政者の考えたあほらしい概念なんだけれど。有無を言わさず大人になれば「大人」たちの先輩からありきたりなつまらない言葉を投げかけてもらえるし、ビートルズはたぶん大人を心の中ではバカにしているけれど、おちゃらけて外面もバカにしているんだ。

 改行すると放り出されたような気持ちになる。何を書けばいいのか、いいも悪いも何のだ。書きたいことを書けばいいのだ。思いついたことが書きたいことなのだ。書きたいことは書いてはじめてわかるのだ。頭に思い描いているだけでは、書きたいものはみつからない。すべての妄想は間違いであるし、心を苦しめ迷わせつまらなく退屈にさせるだけなのだ。そとへ出て僕は一人ベンチに座りはとにエサをやり、焼き鳥を思う。食欲はきっと失せることだろうと思われる。鳩の焼き鳥なんて縁日の屋台でしか食べられない。縁日の屋台のまわりには鳩がいないのは、何故だろうと人々は疑問には思わないのだろうか。絞めて焼いて客に噛ませているんだよ。何を?さあ、それは僕の口からは言えない。

 本当に、気持ちが悪いこの世界。誰かが世界を否定するとき、その世界にぼくもいるということを考える、その僕の生きるこの世界を否定されるのがいやで僕は世界を肯定する方向へ皆を誘導しようとしていた。オナニーなんてバカになるだけ。バカになるということは言葉が出てこなくなるということであり、また、バカになるということは決断ができなくなるということである。決断的じいさんやばあさんが会社の上にいる。経済も高齢化してきているのであって、高齢化していない者たちは高齢者に従わされているのである。これは、年功序列の崩壊が招いた当然の帰結だと考えることができるのではないだろうか。